ヴァンフォーレ甲府アカデミーに所属する高校生を対象に、交通事故で息子を失った母親が命の大切さについて講演しました。

この授業は、被害者支援センターやまなしと警察などが開きました。

参加したのは、南甲府警察署と包括連携協定を結ぶヴァンフォーレ甲府のアカデミーに所属する高校生とその指導者、約50人です。

20日は、2008年に帰宅途中に見ず知らずの少年(当時19)が運転する軽トラックにはねられ、息子(当時24)を亡くした千葉県の澤田美代子さんが講演しました。

澤田さんは、事故当時の様子や、その後の裁判でも冷静でいなければならなかった悔しさなどを語り、「同じような思いをする家族が減るように気を付けてほしい」と訴えました。

参加者は、命の尊さや被害者を支えることについて考えを深めていました。