富士山のふもとから5合目まで鉄道を走らせる構想について、長崎知事は利用料金を山梨県民からは徴収しないという考えを示しました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
山梨県の皆さん、日本人から高い金もらう必要は全くなかろう。

富士山登山鉄道構想は、富士スバルラインに次世代型の路面電車を敷設するもので、採算をとるためには年間300万人の利用で、料金は1人1万円と試算されていました。

長崎知事は、3日に笛吹市内で行われた山梨衆院2区の市町村議会議員らを対象とした研修会で、登山鉄道の料金は山梨県民から徴収せず、海外からの観光客から徴収するという方向性を示しました。

長崎知事:
県民の皆さんからお金(利用料)をいただく必要は全くないと思います。
記者:
今後その方向性?
長崎知事:
やりたい。そういう条件のもとに構想を作っていくべきではないか。

富士山登山鉄道構想を巡っては、県が事業化に向けた検討を進めている一方、地元の富士吉田市や観光団体から反対や慎重な意見がでています。