教員の不足が顕著になっています。
山梨県内の公立学校であわせて38人の教員が不足している事がわかりました。
去年の2倍以上に増加し、過去最多です。

県教育委員会によりますと、学級数が確定した今年5月1日時点で県内の公立学校で不足している教員は38校で38人でした。
昨年度の15校15人からは2倍以上に増え、調査結果が残る2018年度以降では最も多くなっています。
内訳は小学校が23人、中学校が5人、高校が10人で特に小学校での教員不足が顕著になっています。

背景として県教育委員会では、早期退職者などの増加や25人学級の小学3年生までの導入による学級数の増加などをあげています。

なお不足しているのはいずれも担任の補佐などを行う教員で、学級担任が不在になっていることはないという事です。


県義務教育課 小池孝二課長:
(教員不足は)心苦しく思っている、人材確保に努めたいし解消できるように努めたい。

県では今後段階的な定年延長や採用枠の拡大、高校生や大学生への働きかけで教員確保に努めたいとしています。