リニアの問題を巡る発言の応酬が過熱しています。



25日に甲府市で行われた経済団体の会合で、衆院・山梨1区選出の中谷真一経済産業副大臣が静岡県の川勝知事に対し「自分のところ(静岡県)に駅ができないからといって反対するのはとんでもない話だ」と批判しました。

これに対し川勝知事は山梨県で開催された全国知事会議のあと取材に応じ、中谷副大臣の発言にこう反論しました。

静岡県 川勝平太知事:
中谷副大臣が言った通り、そうしたこと(駅がないから反対)を、もし言っているとしたらとんでもないこと。私のほうから中谷副大臣のところに行って直接ご意見を賜りたい。もし聞いてくれるなら説明したい。



この発言を受け中谷副大臣に問い合わせたところ、中谷さんは「自分の意見を整理したうえで説明するなら承る。今までと同じような意見なら聞く必要がない」とけん制し、静岡県の工事が進まず2027年の開業が難しい状況となる中、建設的な議論の加速を求めました。