ガソリンの値上がりが続き、電子決済サービスでポイントが貯まるキャンペーン対象のスタンドに駆け込み需要が起きています。
少しでも節約したいガソリン代、燃費走行のコツも取材しました。


お客さん:PayPayでレギュラー満タンです。
店員:PayPayでよろしいでしょうか?かしこまりました。

山梨県笛吹市一宮町にあるガソリンスタンドです。

笛吹市は6月から、電子決済サービスのPayPayで支払うと、最大30%のポイントが還元されるキャンペーンを行っています。

利用客の約9割がPayPayでの支払いで、こちらのスタンドはキャンペーン開始後、利用客が2倍以上に増えました。


利用客は:
「ガソリン代30%ってありがたいなと思っています」
「燃料だけに限らず、とってもありがたく思っています」
キャンペーンは7月末までで、今駆け込み需要が起きているということです。

利用客は:
「何年も(車に)乗っているけど高く感じるなって。どんどん高くなって、安くなってほしい」

県内のレギュラーガソリンの価格は今年5月から上がり続け、26日発表された価格は1L175.6円で、この2か月で7円以上高くなりました。

値上がりの主な要因は、サウジアラビアとロシアが原油の供給削減を表明したためで、政府の補助金が今年9月末で終了するため、ガソリン価格は今後さらに上昇する可能性があります。

車社会の山梨県。
どのような運転をすればガソリンを節約できるのか、車のプロに聞きました!

JAF山梨支部 高木孝さん:
エコドライブを意識するだけで、燃費が3割くらい向上します。
JAF山梨支部の高木孝さんが言うエコドライブのポイントとは…


JAF山梨支部 高木孝さん:
車線変更をして加速することあるじゃないですか、あれ燃費によろしくないですよね。ある程度速度にのって、特に加速することなく追い越していくのが一番理想ですよね。

無理な運転をせず、加減速を極力減らすことが燃費の向上につながります。
また、車を発進するときに大事なポイントがあります。

JAF山梨支部 高木孝さん:
発進時にふんわりアクセルを勧めています。目安としては、5秒で時速20km。ちょっとやってみましょうか。

走行中の燃料消費の約4割が発進時とされ、ゆるやかな発進が燃費走行に必要です。

他に速度を100km以上出すと、燃費が急激に悪くなるため、高速道路で注意が必要です。

ただ、エコドライブだけを追及すると危険な運転になるケースもあるので、安全とセットに考えて運転するようJAFは呼びかけています。