解散風が一旦吹き止んだなか、秋以降にも想定される衆議院選挙について市民団体が「野党共闘の実現」を訴えました。
ただ、野党間には共闘への「距離感」が表れています。

市民連合やまなし 倉嶋清次共同代表:
(野党)共闘が実現できるように努力したいと思っています。

市民団体の「市民連合やまなし」は29日会見し、自公政権に対抗するために野党が統一候補を擁立し、支援する「野党共闘」が必要だとアピールしました。

次の衆議院選挙に向けて今後、立憲民主党や共産党などに野党共闘実現の協議を呼び掛けるとしています。

野党共闘は県内では2016年の参院選で初めて実現し、2022年の参議院選挙では立憲民主党と共産党の間を市民連合やまなしが取り持つ形での「ブリッジ協定」が行われました。


ただ、最大野党の立憲民主党は国民民主党との連携は模索するものの、共産党とは選挙協力の解消を表明していて、立憲民主党県連は市民連合のアピールについて「様子を見たい」と静観する構えを見せています。