建設業界を志す生徒を対象に、リニア中央新幹線の効果や建設方法を学ぶ授業が甲府工業高校で行われました。

授業には甲府工業高校の土木科の生徒約70人が参加し、JR東海の担当者からリニアを建設する意味や手法、効果について説明を受けました。

このうち山岳地帯を通るトンネルの建設については、岩盤を掘削する手順や、地下水が漏れ出るのを防ぐ防水対策をイラストや現場の写真を使いながら丁寧に解説しました。

生徒たちはリニア工事の環境への影響や技術的なポイントについて次々と質問し、大規模プロジェクトの実態について理解を深めていました。

生徒:
1回の発破でどのくらい土が出る?

JR東海の担当者:
120㎥くらい。

生徒は:
トンネル工事は1度も見たことが無いので、規模などを体験してこれからの仕事に生かしたい。

JR東海がリニアに関する高校生向けの授業をするのは今回が初めてで、6月13日には富士川町にあるトンネル工事の現場を見学する予定です。