山梨県南アルプス市の市議が知事選の告示日前日に議員に議場で現金を配布していた問題で、市議会の対応がまとまりました。
議会としての見解などを速やかに市民に知らせ、その後、倫理観醸成の方策を検討します。

この問題は長崎知事を支援する議員有志でつくる「前進やまなしの会」の南アルプス支部代表、村松三千雄市議が、今年1月の知事選の告示日前日に市議会の議場で議員16人に平均およそ3000円を配布していたものです。

配られた現金は全て回収されていますが、市議会はこれまで2回にわたって対応策を検討、しかし、堂々めぐりで議論は進みませんでした。

そして市議会は6月1日に3回目の全員協議会で事実関係や議会としての見解などを速やかにまとめ、市民に報告することなどを採決で決めました。

その後、倫理観を醸成するための方策を検討し、再発防止につなげたいとしています。