大手化粧品メーカー「コーセー」が山梨県南アルプス市に計画する新工場について早ければ再来年、2024年の稼働を目指していることがわかりました。

当初より3年遅れての稼働となります。

大手化粧品メーカーコーセーは南アルプス市野牛島のおよそ11万㎡の敷地に化粧品を製造する新たな工場の建設計画を2019年に明らかにしています。

当初は2021年の稼働を目指していましたが新型コロナウイルスの影響で需要が高かった外国人観光客が大幅に減少したため、稼働予定を延期し現在も工場は着工していません。

コーセーの工場建設予定地 山梨・南アルプス市


この新工場計画について早ければ再来年、2024年の稼働を目指していることがわかりました。

大手化粧品メーカーコーセー 新工場 完成イメージ図


300人から400人とする地元の雇用計画には変更はありません。

一方、生産体制については主にインバウンド需要を想定した大量生産から、多様なニーズに素早く対応するため多品種少量生産に切り替えるということです。

コーセーは「デジタルやAIを活用したスマート工場を計画している。地域活性化や環境保全などにも協力したい」としています。

また南アルプス市も「2024年の稼働に向け全面的にバックアップしていきたい」としています。