山梨県が9年後、2032年の招致を目指す国民スポーツ大会の在り方を議論してきた検討会が報告書をまとめ、県に新しいスタイルの大会を提案しました。

「国体」の略称で親しまれてきた国民体育大会は今年名称が変わり、国民スポーツ大会、「国スポ」になりました。

県はこの国スポと全国障害者スポーツ大会を9年後の2032年に山梨県に招致する考えです。

その大会の在り方を議論してきた検討懇話会が11日、長崎知事に報告書を提出し、「従来のやり方にとらわれない持続可能な新しいスタイルの大会を目指すべき」と方向性を示しました。

このうち大会運営については開会式と閉会式の簡素化や、民間も含めた今ある施設の有効活用、それにふるさと納税など様々な方法での収入確保を提案しました。

検討懇話会 遠藤俊郎 座長(山梨学院大スポーツ科学部学部長):
スポーツの果たす役割や文化的な意義は重要なので、それを確認した上で、山梨の様々な施設を生かして、できる範囲での大会を目指す。

県は今後、関係機関などの意見も聞き、国に開催の要望書を提出する予定です。