山梨県富士吉田市の吉田胎内神社で、富士山信仰の姿を伝える神事や祈祷が、4年ぶりに一般公開されました。
「吉田胎内祭」では、神事や祈祷、それに、世界遺産富士山の構成資産・吉田胎内樹型が年に1回、一般に公開されます。
新型コロナの影響で、これまでの3年間は、主催する富士山北口御師団の関係者だけで行なわれていましたが、今年は4年ぶりに一般公開されました。
神事のあと、富士講の信者による「お焚き上げ」と呼ばれる加持祈祷を行い、家内安全や健康を祈りました。
吉田胎内樹型は、古くから富士山を訪れた修行者たちの祈りの対象で、富士講信者や地元の御師によって守られてきた場所です。
訪れた人たちは、年に一度しか見ることができない貴重な光景を目に焼き付けていました。