6年ぶりに、黄砂が山梨県内でも観測されました。
この影響で車が汚れ、甲府市のガソリンスタンドには洗車をする人が次々と訪れていました。

13日午前9時ごろの甲府市内です。遠くの街並みや、奥には雪を被った甲斐駒ヶ岳が見えますが…

午後3時過ぎになると街はかすみ、甲斐駒ヶ岳もはっきり見ることができません。
甲府地方気象台によりますと、県内で13日午後3時ごろ黄砂を観測したということです。
気象台が県内で黄砂を確認したのは6年ぶりです。
この影響で、屋外に停めていた車には黄色い粉のようなものが大量に付着し、甲府市のガソリンスタンドには洗車をしようという人が次々と訪れていました。
ドライバーは:
「朝見るとフロントが汚いので、毎日洗車しないと運転しにくいです」
「ウインドーガラスとか拭いちゃうとキズになるので洗車機で」
店によりますと、13日は洗車機が常に動いている状況で、普段の平日の1.5倍ほどの利用があったということです。

50台余りの車が展示されている、甲府市の近藤モータース。

13日は従業員総出で、展示販売している車両を洗車しました。
近藤モータース営業担当 長塚正行さん:
きょうはいつもにも増して、茶色い粉のようなものがたくさん付いている。
一台一台水を流しながら、丁寧にふき取っていました。
長塚正行さん:
(洗車は)もう10台超えている。
展示車がきれいでないと、お客様もちゃんとした車選びができないと思うので、来店のピークを迎える前に洗車を終わらせたい。
気象台によりますと、黄砂はあす14日まで飛来するとみられ、車や洗濯物の汚れに注意が必要です。