9日の山梨県の県議選で当選した県議会議員に当選証書が手渡されました。県議たちは新たなスタートの日となりますが今回の県議選は少し考えさせられる状況もあります。

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芹沢年延記者:
甲府市役所です。今回、甲府市選挙区は戦後初の無投票、投票が行われずに当選者が決まりました。

当選者証書を受け取った甲府市選出の県議たち。今回、甲府市選挙区は立候補者が定数ちょうどの9人だったため、告示日に戦後初の無投票当選が決まりました。

新人候補はいわば「選挙の洗礼」を受けずに県議会議員としてスタートを切ります。

甲府市選挙区 初当選 望月大輔さん:
政策や思いを訴える場は、そこでしかできない事なので、それ(無投票)に対しては非常に残念。

甲府市選挙区 初当選 寺田義彦さん:
無投票ということですので尚一層、100%仕事をして認めていただけると思うのでしっかり励んでいきたい。

また今回の県議選は2つの選挙区で女性が当選し、2011年の県議選以来、複数の女性県議が誕生しました。

甲府市選挙区 初当選 菅野幹子さん:
女性が社会進出する上で、なかなかハードルが高い現状があるので、何らかの政策に反映できるようにしたい。

県議の任期は4月30日からで、5月にも臨時県議会が開かれる見通しです。