甲府市中心街について2月、岡島百貨店が移転という大きなニュースがありました。
山梨総研 調査研究部長(まちづくりの専門家) 佐藤文昭さん:
新しい時代を迎えたという感じになりましたね。
西垣友香キャスター:
コメンテーターで街づくりが専門の佐藤文昭さんと一緒に歩いて、昭和、平成、そして令和の時代これからの中心街を探ってみたいと思います。
西垣キャスター:
スタジオを飛び出して、JR甲府駅南口にやってきました。佐藤さん、様々な時代を、ここは経てきましたね?
佐藤さん:
1903年に中央線が開通して甲府駅が出来て、その後、市役所や県庁舎がこちらに引っ越してきて中心街が形成されてきた。
西垣キャスター:
続いてやってきたのが甲府駅南口からすぐの家電量販店ヨドバシカメラですね、ここは元々、山交百貨店でしたよね。

佐藤さん:
山交百貨店で、中に螺旋のエスカレーターがあって全国でもとても珍しい。屋上にはビアガーデンとかもあって。

佐藤さん:
ちょうど『昭和』の時代の高度経済成長期の右肩上がりのときに、物質的な豊かさというものを象徴した、その一つがデパートと言える。
西垣キャスター:
平和通りを歩いて、県庁防災新館に来ました。ここは、デパートの西武があったんですよね。

佐藤さん:
ちょうどこの位置にガラス張りのエレベーターがあったのを覚えていますね。



佐藤さん:
なかなか中心街のデパートだけでは品ぞろえ、価格、アクセスのしやすさという面でどうしても(郊外に)見劣りしてしまうというのが実際生じてしまった。この転換期が「平成」の時代を象徴しているのかなと思う。







