老朽化が進み、倒壊の恐れがある空き家=特定空き家について、甲府市は新たに5件を認定する方針を決めました。

これは、27日開かれた甲府市の空家等対策協議会で審議されたものです。

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会議では、市内の空き家5件を新たに特定空き家に認定する方針を決めました。

これにより、市内の特定空き家は13件となる見通しです。

特定空き家になると、所有者に指導を行い、撤去の勧告や命令、それに強制的な措置ができるようになります。

なお撤去は所有者が行うことになっていますが、所有者が特定できない場合は、市の負担で建物を強制的に撤去する略式代執行が行えます。

このほか、市は周辺8つの市と連携した空き家の相談セミナーの開催や、空き家のリスクを周知するマンガの制作などを計画していて、市民に理解を広げることで空き家解消を図りたいとしています。