農作物の食害などが問題となっている野生のシカについて山梨県は今後10年間で現在の半分に減らす計画をまとめました。
県内には2020年3月末時点で約3万4000頭のシカが生息していると推定され適正数の7倍以上となっています。
増えすぎによる農作物の食害などが問題となっていて県は新年度から今後5年間取り組む新たな管理計画をまとめました。
新たな計画では5年後の2026年度の生息数を約2万5500頭とすることを目指して、当面の間年間1万6000頭を捕獲し、10年後には現在の半分に減らすとしています。
また、これまで捕獲の担当を標高1000mを境にそれ以上を県がそれ未満を市町村が担っていましたが、被害状況に応じて市町村の担当範囲を拡大することにしました。