ロシアによる軍事侵攻からウクライナ人兄弟が山梨県内に避難してきました。
2人のサポートは山梨大学とフードバンク山梨が連携して行い、学業と生活の両面を支えます。
山梨大学とフードバンク山梨が支援をするのはウクライナの首都キーウから4月10日に県内に避難してきたウクライナ人の男性2人です。
2人は兄弟で、兄のクレショヴ・オレクシィさん(25)はIT企業の会社員。
弟のクレショヴ・ジュリアンさん(23)は眼科医を目指す医大生だということです。
2人の母親は日本人で実家が山梨県内にあり、弟のジュリアンさんが医学を学べる環境を求めていたことから、フードバンク山梨を通じて山梨大学も連携して支援することになりました。
2人に対してフードバンクは行政手続きの補助や食品、自転車といった生活用品の提供、心のケアをするということです。

また山梨大学はジュリアンさんを短期研修生として受け入れ、留学生用の宿舎を無償で提供するほか、眼科を中心とした複数の診療科の実習に参加できる環境などを整えるとしています。