インドでの実証を目指すクリーンエネルギーシステム。水素を再生可能エネルギーから作り出す山梨県甲府市の施設を駐日インド大使が視察しました。

甲府市の米倉山にある水素製造施設の視察に訪れたのはシビ・ジョージ駐日インド大使です。

2月6日には県などが開発した、太陽光発電から二酸化炭素を排出しないグリーン水素を製造するP2Gシステムについて県の担当者から説明を受けました。

県と民間企業が設立した「やまなしハイドロジェンカンパニー」は自動車大手のスズキのインドにある子会社で2023年度からP2Gシステムの実証実験を始め、その後本格導入を目指す事業を展開しています。


シビ・ジョージ駐日インド大使:
この施設を訪問できたことをとてもうれしく思います。(二酸化炭素削減という)共通の目的を達成するために話し合って、お互い協力できると思っている。

視察後、大使らは県庁を訪れ、長崎知事に対しインドもクリーンエネルギーは非常に重要な要素だと認識していると話し、P2Gシステムの事業拡大に協力していく考えを示しました。