歌会始で入選 小宮山碧生さん:
友人が僕に変わったあだ名をつけてくれて、2人の関係を大切にしていきたいという思いで歌いました。

小宮山さんは2022年9月、学校で行われた短歌の講座で、この歌を作りました。


小宮山さんの名前・碧生(あおい)のブルーから名付けた「ぶるっくす」というあだ名で呼ぶ親友・新海光琉(ひかる)さんとの友情を詠んだものです。


新海光琉さん:
友達の関係が認められたじゃないですけど、そんな感じがあって(入選を聞いて)うれしかったです。より仲が深まったなと思いました。

小宮山さんの短歌について歌会始の選者で県立文学館の館長の三枝昻之さんはこう評価します。


歌会始の選者 山梨県立文学館 三枝昻之館長:
ざっくばらんな普段着の言葉、生きた肉声の言葉を選んだと。他の作品と比べるとぐーんと印象が高くて評価された。自由な表現でこれからも短歌に親しんでほしい。

短歌が天皇皇后両陛下の前で詠みあげられた小宮山さんは。


歌会始で入選 小宮山碧生さん:
本当に一生に一回あるかないかという機会で、こうやって詠んでもらって光栄に思っています。

今回、入選した経験から小宮山さんにはある決意があります。


歌会始で入選 小宮山碧生さん:
周りの人がうれしくなれるような事なら、これからも進んで色んな事に挑戦したいと思います。