山梨県内各地の師走の風物詩 干支の凧作りを取材しました。


山梨県南アルプス市の渡辺高一さん、87歳です。(“高”ははしごだか)


江戸凧の絵柄に、丈夫な骨組みと甲州和紙を使う「甲州凧」の伝統を合わせた独自の凧作りを30年以上前から続けています。


毎年この時期は翌年の干支を描いた凧を作ります。


渡辺高一さん:
赤が基本なんですよ。凧は空へ上がった時に赤が一番綺麗。

2023年の干支はうさぎ。

渡辺さんが2022年取り組んでいる絵柄があります。


渡辺高一さん:
江戸時代からある凧絵の原型で、日の出にウサギが波の上にいる、「日の出波うさぎ」という昔からある絵なんです。


渡辺高一さん:
我々もうさぎのように元気に暮らしたい。


渡辺さんが作った凧は12月27日まで、山梨県南アルプス市の若草生涯学習センターに展示されている他、年末から新年にかけては甲府市の山梨県立図書館にも飾られるということです。