愛する娘を亡くした富美子さんにとって一番大きな二次被害は司法の世界にありました。
富美子さん:
「裁判官の、『被害者が1人だから死刑にするほど悪質でない』、弁護人の『被害者が1人で死刑になった事件に比べると、この事件はそれほどひどい事件ではない』など、司法の世界ではごくごく当たり前の文言がどれほど私の心を傷つけたことでしょうか?」
裁判官が話した「殺害の対応が残虐性を増したのは、被告人らが想像しているよりも被害者が簡単に絶命しなかったため殺害手段を次々に変えた結果」という言葉。
『残虐になったのは娘がさっさと死ななかったせいだ』と言われているような気がしたと富美子さんはいいます。







