1960年代にアメリカなどで発展したポップ・アートの特別展が、山梨県甲府市の県立美術館で開かれています。

ポップ・アートとは、1960年代にアメリカなどを中心に発展した芸術で、コミックや大量生産された商品、著名人などをモチーフとして現代社会や大衆文化を色鮮やかに表現しています。

特別展には、ポップ・アートの代表格、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインら4人のアーティストの作品を中心に、全て日本初公開の約120点が展示されていて、中でもマリリン・モンローの肖像画をモチーフにしたアンディ・ウォーホルの「マリリン」は、唇や髪の毛などが鮮やかに塗り分けられています。

10日は、ポップ・アートの作品に良く用いられたシルク・スクリーンという版画技法を使ってトートバッグにデザインをする体験講座も行われました。

参加者は、トートバッグになるのを想像しながら自分が好きな絵を紙に描き、作業に取り組んでいました。

ポップ・アートの特別展は、8月24日まで県立美術館で開催されています。