25日は冷え込みを感じる一日でしたが、山梨県南アルプス市では仕込み中のワインがあるもので温められました。

地域資源や廃棄物を活用した特産品として普及を目指します。

小さなボトルが並んだたらいに注がれているのは…なんとお湯!

澤田屋酒店 早川徹オーナー:石和の温泉水。


これは、低アルコールのスパークリングワインの一種「ピケット」に炭酸ガスを閉じ込める二次発酵の工程です。


25日は南アルプス市のワイナリー ドメーヌヒデに石和温泉郷の酒販店が温泉水を持ち込み、ボトルを温める作業を行いました。


ドメーヌヒデ 渋谷英雄社長:(ピケットも)喜んでいる。幸せそうでいい。


澤田屋酒店 早川徹オーナー:一緒に入りたい。


ピケットはワインづくりの過程で出たブドウの搾りかすを再利用して作るものですが、今回は間引きで捨てられるはずだった笛吹市産のシャインマスカットや甲州も活用しました。


ドメーヌヒデ 渋谷英雄社長:
捨てられてしまうブドウがかわいそうで、何か生かせないかと思っていた。後ろに倒れそうになるくらい酸っぱくて、泡があって、風呂上りや疲れた時、すっきりしたい時に飲むとおいしいワイン。


ワイン二次発酵に石和の温泉水を使うのは今年2月に続いて2回目です。


澤田屋酒店 早川徹オーナー:
笛吹市、石和温泉により特化したピケットができることをうれしく思う。石和の街に足を運ぶきっかけになればいい。


ピケットは限定300本で、11月5日から澤田屋酒店で販売します。