20日は彼岸の中日です。
山梨県富士川町の寺では、子どもの夜泣きなどの原因と信じられている「疳(かん)の虫」を断ち切る伝統行事が行われました。

子どもたちの手のひらに描かれた赤い印。
これは虫切加持と言われ、子どもの夜泣きなどを起こす原因と信じられている「疳の虫」を断ち切るおまじないです。

虫切加持は富士川町の昌福寺で約300年前から伝わる伝統行事で、毎年春と秋の彼岸の時期に合わせて行われています。
20日は、午前中から県内の親子6組が訪れ、中には泣いてしまう子どももいましたが、家族は子どもの健やかな成長を祈願していました。
虫切加持に訪れた人は:
「泣くかなと思ったけど、初めてだったけど良かったね」
「病気とかならずに健康ですくすくと元気に育ってくれたら一番いいかなと思う」
また、20日は彼岸の中日ということから多くの人が墓参りに訪れていました。
墓参りに訪れた人は:
「元気でやってます、守ってくださいと(お願いした)」
訪れた人は、花や線香を手向け、先祖を偲んでいました。