土地取引の目安となる地価が公表され、山梨県全体の平均は33年連続で下落しました。
その一方、4月オープンするコストコの影響などで山梨県南アルプス市の一部地域が初めて上昇しました。
住宅地や商業地など県内164地点の全ての用途の平均は1㎡4万2300円で前の年より0.2%下がりました。
全国平均が4年連続で上昇する中、山梨県は33年連続の下落です。
住宅地は前年より0.4%下落しましたが、南アルプス市小笠原が2011年に調査地点に設定されて以来、初めて上昇ました。
その要因は…
不動産鑑定士 杉本裕昭さん:
「工場新設・拡張による雇用の促進のほか、来月オープンするコストコの影響などが要因としてあげられる」

このほか、富士北麓地域などの観光需要の回復が底上げし商業地の地価が初めて横ばいとなり、工業地は前年比プラス1.8%で4年連続で上昇しました。