山梨県の旧上九一色村にあったオウム真理教の教団施設に強制捜査が入ってから3月22日で30年となります。

当時の山梨の人たちがどのようにオウム真理教と対峙していったのか、貴重な証言や資料とともに、その深層を探っていきたいと思います。

今回は教団施設を造った人と解体した人です。
それぞれから見えたオウム真理教の異様さとは。

旧上九一色村、現在の富士河口湖町富士ヶ嶺に住む、熊谷明男さん、68歳。

熊谷明男さん:
「うちのキクラゲの自慢は、この厚みと大きさですね」

今はキクラゲを栽培していますが、建設業を営んでいた37年前、静岡県富士宮市にあったオウム真理教の富士山総本部の基礎工事に携わります。