「普段、日本で暮らしていて水の苦労がないと思う。地震とか今回みたいな災害が来ない限り。苦労がないから工夫もない。工夫しなくてもひねれば出てくるし『命の水』を実感していない」

山梨大学国際流域環境研究センターの教授で、水の循環を研究する西田継さんです。

西田さんは能登半島の震災直後、現地の復興に取り組む団体からの要請で現地を視察し、それを踏まえて研究中のある「モノ」を被災地へ持ち込みました。