しかしスポーツ社会学に詳しい専門家は、単に規制しただけではまた別の場所で同じような迷惑行為が起きるおそれがあり、根本的な問題の解決には至らないと指摘しています。

山梨学院大学 スポーツ社会学 笠野英弘教授:
「どこまで折り合いをつけてスケボーができる環境を整えていくのか、スケボー協会とかが自治体としっかり意見を出し合って、お互いに交渉していくことが大事」

そこで今後必要となることを次のように指摘します。

山梨学院大学 スポーツ社会学 笠野英弘教授:
「(スケートボードは)新しい価値観をもたらしてくれるスポーツと見られているので、これだけスケボーがしたいという欲求・モチベーションはもう少し社会のエネルギーになるような、そういう仕組み・そういう制度を考えていかなければならない」