山梨県甲府市の山梨学院大学で新たなカフェの整備が始まり、9月28日に留学生たちが装飾に挑戦しました。
内装に使われているのは日本建築でおなじみの「あの材料」です。

山梨学院大学の敷地内で整備が進んでいるカフェ。

内装に使われているのは瓦です!

運営するのは笛吹市で屋根の工事を手掛け飲食店も経営している一ノ瀬瓦工業で、28日は、学生や職員などおよそ150人が参加して、一ノ瀬靖博社長の指導の下、カウンターの瓦葺きや壁の装飾に挑戦しました。

一ノ瀬靖博 社長:
世界から学生が来ているし、日本全国から学生が集まっているので日本で1400年の歴史がある「瓦文化」を通じて異文化交流や情報発信の場にしてもらえたらいい。
武藤裕美 記者:
壁一面に積まれたこちらの瓦、一枚一枚よく見ると色や風合いが違います。さて、そのわけは?

使用されている瓦はなんと、県内の民家などで70年から90年間にわたり実際に使われていたもの。
経年変化による味わいに加え、ひとつのものを長く使う、持続可能性への思いも込められています。

また、瓦の裏面には参加者たちが名前やメッセージを記入することができ、店へ思い入れが持てる工夫を図りました。

学生:
自分の思いも一緒に形に残せるのが瓦はいいなと思った。

留学生:
(瓦は)すごいと思う。きれいで母国にも同じものがあったらいい。

カフェは10月26日にプレオープンの予定で11月1日からは一般にも開放します。