8月…刑事告発が嫌疑不十分で不起訴処分になったことを受け、長崎知事は改めて会見し、紙袋に入った1182万円を自らが受け取ったことや、ほかの現金と一緒にしていたことを初めて明らかにしました。

8月29日 不起訴を受けた会見

8月29日

長崎知事:
「当該金員(現金1182万円)は袋から取り出されてはいたものの、当該金庫には常に本件金員(1182万円)以上の額の現金残高を維持する形での管理がなされてきたことが確認されています。その意味で私の分別管理の指示は守られていたと認識しています」

改めて問いました。

UTY記者:
「今回1182万円を受け取って袋から出して管理していた金庫はそのいつでも使えるお金と一緒に管理していたということか?」

長崎知事:
「はい、そうなります」「あと私の個人的なお金が入っています。個人的なお金というか、これまでの蓄え、いざというときに使うべきものがそこにもあったわけですので」「それを場合によっては一時的な資金繰りには使っていいよと」
UTY記者:
「何時でも借りられる金庫から使った場合はどう処理される?」
長崎知事:
「大抵は短期で返していただきますので、(収支報告書に)載せていない。クレジットカードでやっているのをいちいち載せるかというのと同じ問題になると思うので、短期の資金繰りで返されれば、そこは記載していなかった」

長崎知事はこの問題について最終的に次のように総括しました。

長崎知事:
「私は事務手続きの問題と割り切れると考えています」

なお、長崎知事が党籍を持つ自民党は知事の1182万円の不記載問題について、12月になって、党紀委員会に諮らないことを決めました。
事実上の「処分なし」でした。

理由については知事が問題の説明責任を果たすよう努めてきたこと、自民党県連の役職を辞任したためなどとしています。