台風14号について気象予報士の米津さんが解説します。

米津龍一 気象予報士:
明日から3連休という方もいらっしゃるかもしれません。ただ山梨でも少なからず、大雨の恐れが出てきています。
まず最新の台風の進路予想から見ていきたいと思います。


大型で非常に強い勢力

15日の状況と比べまして、大型で非常に強い勢力に変わりました。さらに発達した形となっています。
現在日本の南にありまして、そこから進路を北寄りに進めた後、北東方向へとカーブする予想となっています。

今回の台風の特徴としましては、動きが遅いこと、また台風本体から離れていても、大雨の恐れがあるということなんですね。

大雨の恐れがある場所というのが、南から湿った空気が流れ込みやすくなりますので、そこにぶつかりやすい静岡県、神奈川県の県境、峡南、富士五湖、東部で大雨のおそれがあります。

■大雨の警戒時間帯

では、大雨の警戒時間帯を見ていきます。
この3連休、早いところで明日の昼頃から雨となりそうです。そして峡南方面では明後日の昼から断続的に大雨となります。同じようなところで雨量が多くなる恐れ。

その他の地域でも、来週月曜日の夜から雨脚が強まるところが多くなる見通しとなっていまして、20日の火曜日にかけて、大雨、また来週月曜日と火曜日は強風のおそれもあります。


■台風への備えを

そこでまだ穏やかな明日の午前中早い時間のうちに台風への備えをお願いします。
●避難場所や経路の確認
●倒木による停電の恐れもありますので、懐中電灯の準備や、水、食料品の準備
●強風によって飛ばされやすくなる恐れがありますので、飛ばされやすいものは中へしまう
●大雨になった場合には気象庁のサイトで「キキクル」という、この文字で検索してみてください。スマートフォンやパソコンでそれぞれ状況確認できます。

自分の身は自分で守るようにお願いできればと思います。