大学生や山梨での就職を考える人などを対象にした、合同就職フェアが甲府市で開かれました。
しかし参加する求職者は少なく、中小企業の人材確保の難しさが現れていました。

この就職説明会は、来年春に卒業予定の大学生や高校生、それに県内への就職を考えている人達を対象に、県が毎年実施しているものです。

県内に事業所がある企業75社がブースを設け、仕事の内容などを説明しました。

ただ、会場は空席が目立ち、県によりますと参加した求職者はおよそ50人で、去年と比べ半減したということです。

特に大学生が減っていて、すでに多くの学生が内定しているとみられています。
学生の売り手市場を背景に、中小企業の人材確保の難しさが如実に現れていました。

製造業の採用担当者:
「若手も中堅もいれば採用したいが、いない。入社してから教育することをアピールしているが、なかなか採用できない」
宿泊業の採用担当者:
「大手に比べるとネームバリューも弱い所があって、人を集めるのもなかなか難しい」

県は今年度、企業のインターンシップへの支援にも力をいれていて、県内企業の魅力を伝えていきたいとしています。