小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの結果が公表され、山梨県は小学校の国語以外すべてで全国平均を下回りました。
山梨県教育委員会は「全国と概ね同等」ととしています。

全国学力テストは4月に行われ、県内248の公立の小中学校で、あわせて1万1000人余りが国語と算数・数学に臨みました。

各教科の正答率です。
山梨県は小学校の国語で全国平均を0.3ポイント上回った一方、小学校の算数と中学校の国語、数学は下回りました。

県教育委員会は「大きな差はなく全ての教科で全国と概ね同等」とし、課題を次にように分析しました。


山梨県総合教育センター 平沼公香教育研究推進幹:
「目的に応じて必要な資料、情報を絡めながら考えをまとめて説明する、文章にしていくところに経年的な課題がみられているので、そこを改善していく」

この他、学習状況の調査では児童生徒に配布されたパソコンやタブレットを授業に週3回以上活用した割合が小学校94.6%、中学校が92.8%で全国平均を上回りました。