甲府市の百貨店=岡島の旧店舗の跡地には商業施設とマンションの建設が予定されています。
この計画変更について開発業者が近隣住民らを対象にした説明会を行いました。

甲府市の岡島が去年まで営業していた丸の内1丁目の旧店舗は現在、解体工事が進んでいます。

解体工事の完了は2025年3月の見込みで、旧店舗の跡地には新たに28階建てのマンションと地下2階、地上4階の商業施設の建設が予定されています。

東京の開発業者などは計画の変更を検討しているとして、29日に近隣住民らを対象にした説明会を非公開で行いました。

出席者によりますと、商業施設は地上6階建てに変更し、1階と2階はこれまで通りテナントなどの商業フロアに。
地下に予定していた駐車場を3階と4階に整備したいとしています。

また、集客の核として検討されている大型映画館のシネマコンプレックス=シネコンは、5階と6階への整備を検討しているということです。

また商業施設を8階建てにして、商業フロアと駐車場を1階ずつ増やす案も検討中だとしています。

一方で28階建てのマンションは戸数を375戸とし、これまでの計画の430戸から55戸減らすとしています。

関係者によりますと、計画の変更は工事による騒音や振動への対策に加え、資材の高騰を踏まえたものとみられています。

説明会で出席者からは周辺の渋滞対策を求める声などが上がったということです。

新たな複合施設は2028年秋の開業を目指しています。