次期衆院選に向けて、野党統一候補の擁立を模索する市民団体が意見交換会を開きました。
野党の山口県内の組織も参加し、統一候補擁立に向けた協議について前向きな姿勢を示しました。

「市民連合@やまぐち」が山口市で次期衆院選に向けた意見交換会を開き、野党の県内組織や支援者などおよそ100人が参加しました。

次の総選挙では、県内の小選挙区は4から3へ1つ減ります。

議席を独占する自民党は候補者調整を進め、党本部は今月16日の支部長選任会議で、新1区を現在1区の高村正大さん、新2区を現在2区の岸信千世さん、新3区を現在3区の林芳正さんとすることを決めました。
現在4区の吉田真次さんは、比例中国ブロックに転出することとなりました。

一方の野党側も、候補者の擁立に向けて準備を進めています。
市民連合と野党の県内組織は定期的に協議を重ねていて、できるかぎり野党共闘の方向で進めていく必要があることを共通の認識としています。
立憲民主党県連・小田村克彦代表「中央との課題、あるいはそれぞれいろいろ課題を持っておりますので、私はここで右左ということはありませんけれども、しっかりまた協議を進めていければ」

共産党県委員会・河合喜代副委員長「市民と野党の共闘で政治を変える。この立場は全く変わりませんし、すでに市民連合から共闘をとの要請を受け取りました。最大限努力していきます」

市民連合と野党の県内組織は、来月14日に再び会合を開く予定です。

次の衆院選で、立憲民主党公認で新2区からの出馬を表明している平岡秀夫さんも会合に出席し、「政治を変えるためにはどうやったら選挙で勝てるのか。地域の人とともに取り組むことが大事」と意欲を見せました。


また、衆院補選で山口4区から立候補した有田芳生さんは、新3区からは出馬しない意向を示しました。