航空自衛隊のパイロットを目指す航空学生の卒業式が、山口県の防府北基地でありました。
航空学生課程を卒業したのは全国から集まった70人です。
学生らは2年間、航空自衛隊のパイロットになるために必要な知識や体力を身につけてきました。

代表・山根政真さん
「飛行幹部候補生3等空曹に任命されました。敬礼」
入学当初から新型コロナの影響を受け、体力作りのためのトレーニングもマスクを着けて行うなど苦しいことも多かったといいます。
しかし卒業式では、歌を歌うとき以外はマスクなし。
式には保護者165人も出席し、卒業生の晴れやかな表情を写真に収めていました。
飛行幹部候補生3等空曹
「達成感と、今まで充実した2年間を過ごしてきて、同期生への感謝の気持ちでいっぱいです」
飛行幹部候補生3等空曹
「厳しい訓練もあったのですが、同期にとても支えられて、マスクがあっても、距離を取らないといけない場面があっても、心は通じていたかなと思っています。これからも同期の絆を大切に、人から尊敬されるようなパイロットになりたいと思っています」
式のあとは、在校生による「ファンシードリル」です。
重さ4キロほどの小銃を自由に操る、50年以上受け継がれている演技で卒業生を送り出しました。

門出を祝おうと全国から、輸送機や戦闘機も集まりました。
ほとんどの卒業生はこれから本格的な飛行訓練に進み、およそ4年後に戦闘機などのパイロットとして部隊の中核を担います。














