政府は今月13日から屋外・屋内を問わずマスクの着用について「個人の判断に委ねる」ことを決めました。これを受けて、山口県内のスポーツジムでもマスク着用を個人の自由とする動きが出ています。

山口県内に9か所あるスポーツジム・エニタイムフィットネスでは、1日からマスクの着用について、個人の判断に委ねることにしました。山口市の店舗では2日、マスクをせず、黙々とトレーニングに打ち込む人の姿が見られました。

エニタイムフィットネス 山口吉敷店 葛巻弦喜さん
「お客様のモラルとマナーで成り立っているようなジムになります。お客様自身の意識でマスクの着用、手指の消毒、マシンの消毒もしていただいているので、その点からも安心をしてお使いいただけるのかなと」

このジムでは、20分ですべての空気が入れ替わる換気システムや仕切りを設置しています。また器具は使った人がアルコールなどで消毒をしています。マスク着用について、利用者は・・・

利用者
「したくない人はしなくていいんじゃないですかね。とりあえず様子を見ながら、マスクは、ジムではしようかなと。紙マスクをしようかなと考えています」

マスクをつけてのトレーニングは呼吸が苦しいことから、マスク無しでの利用を待ちわびる声もありました。

別の利用者
「今までマスクがちょっと苦しくて、追い込みがあまりできなかったりしたので晴れた気分です。コロナにかかったことがないので、どれぐらい距離をあけたらいいのだろうというのはあります」

政府は13日からマスクの着用を原則「屋内・屋外問わず個人の判断に委ねる」こととし、通勤ラッシュの混雑した電車・バスや、医療機関・高齢者施設を訪問する際などは着用を推奨します。このうえでそれぞれの判断を尊重し、マスクの着脱を強いることがないよう求めています。

このジムは、利用者がほかの人と話したり接触したりすることがなく、それぞれが十分に注意して利用しているということで、今後も適切に感染対策をとりながら運営したいとしています。