深夜1人で歩いていた女の子に、とっさの判断で声をかけました。迷子を保護した宇部高専(山口県宇部市)の学生2人に1日、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、宇部高専・専攻科の岩本航輝さん(21)と、永田博己さん(21)です。宇部警察署の錨敏之署長から2人に感謝状が手渡されました。

2人は1月27日午前1時前、宇部市内をドライブ中、1人で走っている女の子(6)を見つけました。女の子はパジャマ姿で周囲に大人の姿はなく、家などを聞いてもはっきり答えてくれなかったので、「このまま放ってはおけない」と思い、車で宇部署まで送り届けたということです。女の子に、けがなどはありませんでした。

宇部高専・岩本航輝さん
「発見したときはびっくりしました。ですけど誰かが助けないといけないんで、その誰かが僕らしかいないと思ったんで…」
永田博己さん
「まずは女の子が無事に保護者の方に保護されて良かったなと思うのと、今後危ない事件が起こらないことを願ってます。」

錨署長は「一歩間違えば交通事故や事件に巻き込まれる危険性もあった。二人の迅速で冷静な行動に感謝したい」とたたえました。