山口県柳井市の児童が、地域に古くから伝わる伝統の唄を歌いながら、地元の人と餅つきで交流。3年ぶりに「もちつき唄」が響きました。柳井南小学校で行われた餅つきには、全校児童47人が参加しました。使うのは5年生が去年4月から育ててきたもち米。新型コロナの影響で3年ぶりの開催ということで、地元の人も気合い十分です。
安達誠:「いま熱々のもち米が運ばれていきます。重さはおよそ4キロです、ここから皆さんで餅をついていく流れです」
餅つき唄:「ソコジャイヤ、ソコラガナカジャ、ヤッサイノサイノサー」

会場に響き渡る「もちつき唄」。伊保庄(いほのしょう)地区で、明治時代後半につくられたそうで、伊保庄餅つき唄保存会が伝統を受け継いでいます。保存会の人たちは、おいしい餅を食べてもらおうと丁寧にこねていきます。
児童:「餅つきって力仕事だからつらいはずなのに頑張ってて、すごいなって」
餅つきのペースはどんどん上がります。
安達誠:「床が大きくゆれるほど力強く餅をついています。全校生徒で声をかけあっていて大盛り上がりです」

児童たちも、きねを使って体験しました。
児童:「あんなに硬かったお米がこんなに柔らかく伸びるのはすごいなって」=
児童:(Q.どんなところ楽しかった?)「つくときに柔らかくて気持ちよかったから楽しかったです」
地域に伝わる古き良き伝統をみんなで楽しみました。
伊保庄餅つき唄保存会・重村満男会長:「1年でも2年でも長く続けたいなと思ってます。ただ高齢化が進んでいますので、若い人も入れつつ、高齢者もできるだけ出てきてとお願いをして続けていきたいと思っています」
およそ100個の餅ができあがり、児童たちが持ち帰って各家庭で味わうということです。













