2月16日から行われる、陸上自衛隊とアメリカ軍の合同訓練に参加するアメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイが15日、岩国基地に入港しました。

グリーン・ベイは、長崎県佐世保基地が母港で、オスプレイ2機や上陸用の船が搭載できます。

陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は来月12日まで、九州・沖縄で共同訓練を行い、グリーン・ベイも参加します。

訓練は離島防衛を想定した演習で、日米各部隊の連携の具体化を図るとしています。

中国四国防衛局によりますと、アメリカ軍からは寄港の目的について「補給のため」という説明を受けたということです。

岩国基地は、訓練に参加するMV22オスプレイの整備拠点として使用されます。

基地の機能強化に反対する市民団体は15日、「訓練の一環で岩国基地が使われることは攻撃対象になることを意味し、市民に不安を生む」として「国やアメリカ軍に、岩国基地使用反対の意思を示してほしい」と市に求めました。