太平洋戦争中に水没した宇部市の長生炭鉱で見つかった犠牲者のものとみられる遺骨を保管する山口県警は、身元を特定するためのDNA鑑定を始めたことを25日、明らかにしました。

秋本泰志県警本部長
「すでに日韓両国の立ち会いのもとで、遺骨等からの試料採取を行っており、身元特定のためのDNA型鑑定に着手しています」

山口県警の秋本泰志本部長が山口県議会の一般質問で答えました。宇部市の長生炭鉱は太平洋戦争中に水没し、朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になりました。市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が潜水調査で遺骨の一部を収容し、日韓両政府はDNA鑑定で協力することで合意しています。

秋本本部長は日韓両国がそれぞれ遺骨のDNA鑑定や遺族との照合を行い、結果を共有するとの流れを説明しました。

日本側では山口県警が鑑定に着手していて、6月17日に韓国側に採取した試料を渡したということです。身元や遺族が判明しなかった場合は、死因身元調査法に基づいて管轄する自治体に遺骨を引き渡すとしています。