オンラインのスペイン語講座を受けているのは、和田慎平さん、24歳。山口県光市在住で、2月から2年間、青年海外協力隊員としてボリビアに派遣されます。現地で子どもたちに野球を教える和田さんにとって、2023年は新たな一歩を踏み出す年です。派遣を2か月後に控えた今の思い、そしてその先に見据えるものを取材しました。和田さんが派遣されるボリビアの公用語はスペイン語。ことばの壁を乗り越えなければいけません。
和田さん
「スペイン語は難しいなと日々痛感しています。英語だと3人称だけSとかESがつくじゃないですか、スペイン語の場合だと全部活用が代わるので、その活用を覚えるのが1番大変ですね」
1から学び始めたスペイン語ですが、なんとか教科書1冊分を終えました。
途上国の問題解決に取り組む「青年海外協力隊」

和田さんが参加する青年海外協力隊とは、JICA・国際協力機構が実施している海外ボランティアで、発展途上国が抱える貧困などの問題解決に取り組んでいます。和田さんが派遣されるボリビアは日本からおよそ1万7000キロ離れた南米の内陸部にあります。都市部と農村部の格差が大きく、農村部には家計を助けるために危険な鉱山で働く子どももいるといいます。
なぜボリビアなのか。きっかけは大学時代の経験でした。