2026年2月山口県宇部市の長生炭鉱で犠牲者の遺骨の収容に向け潜水中のダイバーが死亡した事故を受け、調査を進めていた市民団体は2027年2月までは潜水調査を再開しないことを28日、明らかにしました。
調査を進めていた「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が会見を開きました。
宇部市の長生炭鉱は太平洋戦争中に水没し、朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になりました。
犠牲者の遺骨を収容し遺族への返還を目指す刻む会は、2026年2月に潜水調査を実施。事故は調査のため潜水した台湾のダイバーが、潜水中にけいれんを起こし死亡したものです。
刻む会は事故は、高酸素の状態が続いて酸素中毒となり、意識を失って溺死した可能性が高いという宇部海上保安署から伝えられた調査結果について報告しました。
機材に欠陥は見られず、高酸素状態を知らせる警告も出ていたということで、原因は操作ミスといった本人の責任の範ちゅうによるものと考えられということです。
水中探検家 伊左治佳孝さん
「(遺族から)私がよりよいプロジェクトを運営できるようにいかしていってくださいとという話をもらったので、今後今回の件を生かして取り組んでいきたいと思っています」
この事故を受け、刻む会は2027年2月まで潜水調査の再開としないとしました。「喪に服すべき」という韓国遺族会の意向です。
水非常を歴史に刻む会 井上洋子代表
「潜水調査をするのであれば、私は刻む会の責任だけで潜水調査を再開できると、私自身は思っていなくて、国も含めたプロジェクトチームをつくってしていきたい」
2027年2月に追悼集会を開く予定でそれ以降潜水調査の再開については検討するということです。













