グランドオープンから10周年を迎えた山口県宇部市のときわ動物園が、去年初めてクラウドファンディングに挑戦しました。ある動物の健康を守るための取り組みが進められています。

その動物とは12歳の雄のアルパカ「タック」です。
グランドオープンのときから飼育されている、ときわ動物園のアイドル的存在です。

タックにはある問題がありました。後ろ足の「しつ蓋骨」いわゆる「ひざのお皿」がずれる「しつ蓋骨脱臼」が繰り返し起きていることです。
悪化すると立てなくなり、命を落としてしまうこともあります。タックのパートナーだったジェーンもこの症状で4年前に死にました。
ときわ動物園アルパカ飼育 担当井上海玖さん
「今回、同じようなことを繰り返さないように当園としても思いがあったので、クラウドファンディングをさせてもらいました」
クラウドファンディングでは、480万円以上が集まりました。

この資金を活用し、脱臼を予防するアルパカ専用の装具を製作しました。
脱臼の原因の一つとして筋力の低下が考えられています。筋力をつけるため、装具をつけて朝と夕方の2回園内を歩きます。
ときわ動物園アルパカ飼育担当 井上海玖さん
「直線的で舗装されている道で大回りができるようなところ、起伏の少ないところというので、遊園地が一番その条件に合っていたので、遊園地を歩くようになりました」

さらに3月にはアルパカが過ごす広場の環境も改善しました。
これまではでこぼこし、水たまりもできやすくアルパカの足にとって負担が大きかったということです。今回、土を入れ替えたことで平らになり、水はけもよくなりました。
ときわ動物園アルパカ飼育担当 井上海玖さん
「今回皆さんからいただいた支援で、タックの足の脱臼予防のための環境がかなりそろったと思うので、タックが1日でも長く健康に暮らせるように、頑張っていきたいと思います」
土日祝日にはアルパカの餌やり体験もできます。













