再発防止と信頼回復に向けての動きです。

19日、県教委の職員や教員合わせて3人が飲酒運転で懲戒処分となったことを受け、各市町の教育委員会の担当者を集めた緊急の会議が開かれました。緊急会議には県内の市や町の教育委員会で学校運営の現場指揮を執る学校教育課長が出席しました。

県教委は、職員と柳井市・周防大島町の小学校教員の合わせて3人が酒を飲んで車を運転したとして懲戒免職などの処分を発表しました。

今年度、懲戒処分はすでに10件にのぼりこのうち4件が飲酒運転です。

総数、飲酒運転ともに過去10年で最も多くなっています。公金横領やわいせつなども相次ぎ、教育への信頼が揺らぐ危機的状況として、会議では飲酒運転、体罰、ハラスメントの3つの根絶が県教委から再度呼びかけられました。

山口市教育委員会 歌田聡 副参事
「校長会等で必ず話ができるという機会を定期的にありますので、現場の学校の状況に応じた対応をしっかり言っていけるのではないかと思っています」

山口県教育庁 中村正則 審議監
「グループ協議とか外部人材を招いての講話であるとかいうことが具体的にあると考えています」

今月23日までにすべての公立学校で研修会を開いて綱紀保持に努めるとしています。