証明書を持たない隊員を車のトランクに隠して基地に入ろうとしたなどとして、海上自衛隊岩国航空基地の海士長(20代)が20日付けで免職処分になりました。

海上自衛隊によると海士長は2024年8月、基地に入るための証明書を持たない隊員を自分の車のトランクに隠して基地に入ろうとしたということです。

また、2023年夏ごろ、借金を帳消しにする代わりに銀行口座を渡せと言われ、自身の口座のキャッシュカードを金を借りた相手に送ったとされています。

2024年5月には同僚のロッカーの財布から1万円を抜き取ったということです。現金が盗まれたことが職場でうわさになり、自責の念にかられて上司に申し出ました。

海上自衛隊ではほかにも、第111航空隊の3等海曹(30代)が2025年4月から5月にかけて20日以上無断欠勤したとして、20日付けで免職処分となっています。

海上自衛隊では「再発防止のため、隊員に対する服務指導、教育を徹底する」としています。