全国で、大型バスの事故が相次いでいます。
利用客が増える年末年始を前に、安全運転の意識を再確認する講習会がありました。
会には、観光バスの乗務員などおよそ40人が参加しました。
大型バスの構造や仕組みを学び、これまでの事故を例に、原因や防止策を確認します。
また、実際のバスを使ってベテランドライバーの運転を学ぶ実技指導も行われました。
今年、全国で大型バスの事故が相次いでいて、10月には、静岡県で富士山5合目から下っていた観光バスが横転した事故では乗客1人が死亡、27人がけがをしています。
この事故の原因はフットブレーキの使いすぎによる「フェード現象」とされていることから、講習会では、急な下り坂をフットブレーキを使わずに下りる方法などが指導されました。
長門山電タクシー 西村英文さん
「時々このコースを走ったりはしていますので、そんなに難しいって風ではないんですけど、改めて考え直させられるかな」
県内では去年、大型バスが絡む事故が9件発生していて、10人がけがをしています。
県バス協会 東田成民会長
「事故を2度と起こしてはならない。お客様に安心して乗っていただけるバスを全国に広めて参りたいと思っています」
国交省山口運輸支局と県バス協会は今後も講習会を開いて、事故防止に努めたいとしています。