国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所は5日、公務に使う乗用車1台を、車検と自賠責保険の期間が過ぎたまま、使用していたと発表しました。

山口河川国道事務所によりますと、8月21日、中国地方整備局が契約をしているレンタカー会社から「車両を確認したい」と申し出がありました。調査したところ、山口河川国道事務所が持っている6台の車両のうち1台の乗用車が8月7日で車検期間終了、8日で自賠責保険期間が終了していたことが分かりました。

この乗用車は、8日から21日までの期間、車検と自賠責保険の期間が過ぎた状態で5回、合わせて757キロ走行していたということです。この期間中の事故やトラブルは発生していません。

山口河川国道事務所は、この乗用車の使用を中止して、山口県警防府署に報告。その後車検を更新しています。

山口河川国道事務所は再発防止として「車検及び自賠責保険の管理・確認を徹底した上で、運転する職員も運行前の日常点検のチェック項目として、確実に確認するように徹底しています」とコメントしています。