山口県美祢市議会の9月定例会が5日、開会しました。運休が続くJR美祢線を巡って、新しい交通形態に移行するため、沿線自治体との協議会設置に向けた費用などが提案されました。
美祢市議会9月定例会に18の議案が提案されました。おととしの大雨による被災で運休し、鉄道での復旧を断念したJR美祢線についての予算案も盛り込まれました。鉄道の軌道を専用道として作り替えるBRTと呼ばれるバス運行に移行するための沿線3市や県と協議会を設置する費用が計上されています。
篠田市長は「本来はJRが費用を負担して鉄道の形で復旧すべき」としていたものの、議論が平行線で時間もかかるため、住民のための苦渋の選択だったと経緯を説明しました。
美祢市議会は25日までで、特別委員会では、市街地の活性化に新しい美祢線をどう生かすかなどの議論も始まりました。