来年のG7サミットを前に、不測の事態に備えます。
JR西日本と警察、消防が協力して鉄道テロ対応訓練が行われました。
訓練はJR新山口駅付近の列車内で不審者が突然乗客を威嚇し、注意した乗客1人を刺したという想定です。

車掌が乗客を避難させ、犯人の説得を試みます。
また、駆けつけた駅の係員や救急隊が、安全を確保しながら負傷者の救助活動を行います。
最後は、警察が犯人を確保しました。来年、広島でG7サミットが開催されることから、殺傷事件や放火など不測の事態に対応するためということです。

JR新山口駅 川崎智史駅長
「多くの人が動き出しますと、多種多様なかたがたが現れます。こういったことが山口県内で起きないことを祈っておりますけども、実際起きる可能性も頭でイメージしながら引き続き、消防・警察・JRが連携取っていけたらいいかなと思っております」

山口南警察署 村上聡警備課長
「まずはテロを起こさせないということで、警戒の強化をしなければならないと思っております」

JR西日本は今後も場所や想定を変えて訓練を行いたいとしています。